飛行機やバス移動に着圧タイツは危険?旅行を快適にする便利グッズ

飛行機やバス移動に着圧タイツは危険?旅行を快適にする便利グッズ

海外旅行や遠方への旅行など、長時間の長距離移動を乗り越えやっと着いた目的地!
どこに行こう、何をしようとワクワクですが、ふと足元を見ると足首パンパン!足がだるくて歩くのもしんどい…。

そんなことになってしまったらせっかくの旅行も楽しめないですよね。

飛行機やバスの長距離移動は同じ姿勢が長く続くため脚がむくみがち。

着圧タイツの着用が効果的と言われますが、一方で着圧タイツは長距離移動に危険という話も…。

一体どういうことなのでしょうか?

じっと座る長距離移動はむくみに注意!

長距離

座り続けると脚がむくみやすいワケ

国内を移動する時、安くて夜行便もある長距離バスは便利ですよね。

日本でもっとも長距離を走るバスは東京―博多間を結ぶもので、乗車時間はなんと14時間!
飛行機でもヨーロッパやアメリカ本土、オーストラリアに向かうとなると10時間から12時間のフライトです。

その間、途中トイレ休憩に立ったりすることはあっても基本的には狭い座席に座り続けることになります。

脚のむくみは、同じ姿勢を長くとることによって血流が悪くなり、重力に引っ張られる下半身を中心に老廃物や水分がたまってしまうことで起こる症状。

飛行機やバスでの長距離移動には、まさにむくみが発生しやすい条件がそろっているのです!

むくむだけじゃない!命の危険も…

同じ姿勢で座り続ける長時間の移動。

むくむだけならまだしも、命の危険もあるのです!

「エコノミークラス症候群」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

同じ姿勢を長時間続けると血流が悪くなり、血管内に血の塊である血栓が出来やすくなります。

その血栓が移動して肺で詰まると呼吸困難を起こしてしまいます。

飛行機のエコノミークラスなど身動きの取りにくい場面で発症することから「エコノミークラス症候群」と呼ばれてきましたが、座席間隔の広いビジネスクラスや車中泊、寝たきりの状態でも同様の症状が発症することから、最近では「ロングフライト血栓症」と呼ばれるようになりました。

ロングフライト血栓症には着圧タイツ?

長時間移動が原因のロングフライト血栓症やむくみの予防には、着圧タイツが効果的だと言われることがあります。

それは、ふくらはぎに圧力がかかる着圧タイツを履けば、ふくらはぎの筋肉を刺激し血流を促す効果が期待出来るからです。

しかし、その一方で「バスや飛行機に長時間乗る時に着圧タイツを履くのは危険だ」という声があるのも確かです。

長距離移動に着圧タイツ、履いたほうがいいのでしょうか?履かない方がいいのでしょうか?

結論!着圧「タイツ」は危険!

日本旅行医学学会では飛行機やバスの長距離移動のほかに、震災等の避難時の車中泊にもロングフライト血栓症が発症するリスクが高いと警告しています。

そして

「可能であれば着圧ソックスや弾性ソックスを着用して下さい!」「車中泊の血栓症予防!」日本旅行医学会

と発表しています。

ここで注意しなければならないのは、推奨されているのは「着圧ソックスや弾性ソックス」であることです。
着圧タイツではダメなのです。

同サイトには「ひざ下までのタイプを必ず使用してください。ひざ上までのタイプの使用はかえって危険です」と赤文字でわざわざ書いてあるのです!

ひざ裏や太もも、ウエスト部分などを着圧タイツで締め付けることで逆に血流が悪くなり、血栓症の発症を高めるリスクがあるそう。

飛行機やバスの長旅では着圧タイツではなく着圧ソックスをカバンに入れて行きましょう。

着圧タイツは飛行機やバスを降りてから

エレガンスライン

着圧タイツは、超距離の移動には不適切ですが身動きが取れる場所での着用はおすすめです。

長距離移動に加えて、普段よりも長距離を歩くため足が浮腫みやすくなっています。

長距離移動が終わり、お出かけする時や旅の終わりホテルなどでは着圧レギンスやタイツを積極的に使うようにしましょう。

特におすすめなのがエレガンスラインというネット上で得に人気の高い着圧レギンスです。

日中普段着として着用するのにも、夜間寝ている間に使用するのにもおすすめ!更に、着用した瞬間から補正してくれるので、オシャレな洋服も着こなせちゃいます!

旅行から帰ってきたら自分の写真にゲンナリ…。そんなことも回避できちゃうかもしれません!

ホテルではソックスよりもレギンスがおすすめの理由

エレガンスライン

着圧ソックスでももちろん、血流の促進を促してくれますが、普段あまり運動しない方はレギンスの方が断然おすすめです。

意外にも太ももに疲労がたまりやすいこと、そして一部の着圧レギンスについている骨盤矯正、お腹周りサポートの恩恵を受けられるからです。

お散歩や、観光で歩く際に骨盤が歪んだ状態だとよりいっそう疲労に繋がってしまいますが、骨盤矯正の効果があることで自然と疲れにくく、正しい姿勢でいることができます。

エレガンスラインも、骨盤を整え、ポッコリお腹も引き締めてくれる効果があるので旅のお供にぴったりです♪

バスや飛行機でのむくみ対策いろいろ

移動中

移動中は締め付けない服装を選ぼう

着圧タイツではなく着圧ソックスが推奨されていたのは、ひざ裏や太もも、ウエストを締め付けない、という理由でした。

この考え方と同じように、服装も体を締め付けないゆるめのものを選びましょう。

ゴムのロングスカートやダボダボのパンツなど、とにかく楽な服装が一番です。

ロングフライト血栓症予防にもなりますし、何より自分がリラックス出来ますよね。

当然下着もゆるやかで柔らかい素材のものを身に着けておきましょう。

足の上げ下げや足首の曲げ伸ばしも有効

ふくらはぎの筋肉を動かすのがむくみ対策には大切なので、トイレ休憩などこまめに座席から立つ機会を作りましょう。

また、座ったその場での足を上げ下ろし、足首の曲げ伸ばし、かかとの上げ下ろしなど軽く足を動かすのも血流をうながすのでおすすめです。

足が少しでも高い場所にある方が良いので、フットレスト・レッグレストがあればぜひ使いましょう。

なければ足元に置いた荷物の上に足を乗せるだけでもずいぶん楽になりますよ。

飛行機やバスの座席間隔も要チェック!

飛行機のエコノミークラスやLCC、格安長距離バスの座席間隔は狭くなりがち。

前の座席が目の前に迫っていると身動きが取れなくなりむくみが進んでしまうことに。精神的にも疲れますよね。

2時間程度ならまだしも、10時間を超えるような長時間の移動では少しでも座席間隔が広い方が楽に移動出来ます。

最近では予約の段階でシートピッチが書かれている場合も。

1cm違うだけでかなり感覚が違うので注意してみてください。

マッサージや水分補給もむくみ対策に

ツボ押し

マッサージやツボ押しでむくみ予防

トイレ休憩に立ち上がった時や座席の上で軽く足をマッサージするのも老廃物を流すことが出来るのでむくみ対策になります。

ふくらはぎをもんだり、ひざ裏や太ももの内側を心臓に向けてさすったり、太い血管やリンパが通る太ももの付け根を揉むのも老廃物を流すのに効果的。

むくみに効くツボを押すのも良いようです。

有名なのが土踏まずの上部にある「湧泉」やくるぶしの骨の指4本上にある「三陰交」。

どちちらも血流を良くし、むくみだけでなく冷えなどにも効くそう。

気が付いた時に刺激してみるといいかもしれません。

むくみには適度な水分補給も大切!

むくまないように水分を控える人もいるようですが、適度な水分補給は血流を循環させるためむくみ対策になります。

水分をしっかり取って、こまめにトイレに行きましょう。

しかし、何でもいいからとにかく水分を取ればOKというわけではありません。

いくつかポイントがあります。

  • 体を冷やすと血流が悪くなるので、冷たい飲みものは避ける。
  • アルコールやカフェインを多く含むものは水分を排出しすぎるので避ける。

これらの点から、常温の水や薄めのお茶などがおすすめです。

ゆるめの着圧を選ぼう!着圧ソックス

着圧ソックスはさまざまなメーカーからたくさんの種類が発売されています。

また、中には下肢静脈瘤の治療に使うような医療用の弾性ソックスもあります。

どれも足首からふくらはぎにかけて圧力をかけるものであれば、大まかな効果は同じなので好みで選びましょう。

ドラッグストアなどでも簡単に入手出来る着圧ソックスをご紹介します。

寝ながらメディキュット ショート

メディキュットシリーズ

出典: Amazon

多くの着圧タイツや着圧ソックスのシリーズを販売しているメディキュット。

寝ながらメディキュットのシリーズは低めの着圧で長時間履いていてもしんどくなりにくいタイプです。

つま先が無いタイプは熱がこもりにくいので飛行機やバスの移動時におすすめ。

肌ざわりが柔らかな新素材が使われています。

詳細はこちら

スリムウォーク 足指セラピーショート

スリムウォーク

出典: Amazon

メディキュットと並び着圧タイツ・ソックスを多く展開しているのがスリムウォークです。

中でも足指セラピーのシリーズは、足の指をセパレートさせるクッションが付いていてリフレッシュ出来ます。

生地がメッシュ編みなので、どのシーズンでもさわやかに使えます。

詳細はこちら

バスや飛行機での長時間移動で着用する場合は、圧力が低めの夜用を選ぶのがおすすめです。

旅先はたくさん歩くことも多いので、ホテルで休む時にも着圧ソックスは大活躍!翌朝脚の感覚が違うのでぜひ持って行きましょう。

むくみに効く便利グッズいろいろ

その他旅行の時にむくみ対策として持って行くといいグッズをご紹介♪

ツボ押し棒などマッサージ用のグッズ

足のマッサージを助けるグッズもカバンに1つ入れておきたいアイテムです。

ツボ押し棒ならかさばらず、力を入れなくても効果的に足の疲れを取ることが出来ます。

その他にゴルフボールやテニスボールもマッサージに使えます。

足の裏に置いて踏みながらゴロゴロさせたり、疲れた部分にギュッと押し当てると程よい刺激。

部屋では、置いたボールの上に寝転ぶと肩や腰、お尻の疲れた部分を指よりも強く押すことが出来るのでとても気持ちがいいですよ。

飛行機・バス内で使う場合は転がっていかないようにご注意!

テーブルにかける即席フットレスト

フットレスト

出典: Amazon

あれば快適なフットレスト。

飛行機のビジネスクラス以上にはついているものの、エコノミークラスや格安のバスにはめったについていません。

そこで便利なのが即席のフットレストです。

座席前のテーブルにかけるだけで出来上がり!軽くて折りたたむことが出来るので持ち運びも便利です。

この他空気で膨らませる足置きなど、便利な旅行グッズはいろいろあるのでチェックしてみてください。

詳細はこちら

間違えると危険!旅行時のむくみ対策

飛行機やバスでの長時間移動によるむくみ対策をご紹介しました。

長い時間同じ姿勢を取り続けることになる移動には、むくみだけでなくロングフライト血栓症のリスクも潜んでいました。

むくみやロングフライト血栓症予防に効果があると言われることもある着圧タイツは、逆に危険だということも分かりました。

正しい知識を身に付けて、元気で楽しい旅行にしてくださいね♪

旅行中におすすめの着圧レギンスは>>ここからチェック

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