普段何気なく使っている除毛クリーム。
塗って放置するだけで、ムダ毛処理ができる簡単なアイテムですが、人や使うタイミングによっては肌荒れを起こすことも…。
そもそも、除毛クリームはどのような仕組みでムダ毛処理できるのか知っていますか?
実は、商品選びや使い方を間違えると危険な除毛クリームについて徹底解剖!
顔に塗ってはいけない理由と、顔にも使える除毛クリームの選び方についてご紹介していきます。
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除毛クリームの仕組みとは?
ムダ毛の処理と言えば、カミソリや毛抜き等様々な方法がありますが、一番肌荒れが少ないと思われているのが除毛クリームを使用した処理方法です。
カミソリ負けや、毛抜きによって毛穴が拡張するものよりかは肌荒れしにくいのが特徴的ですが、除毛クリームの仕組みを知るとその危険性を知ることができてしまいます…。
なぜ除毛クリームは塗るだけでムダ毛処理ができるのでしょうか?
タンパク質を溶かしてムダ毛を処理
ムダ毛の主な成分はタンパク質です。
除毛クリームはそのタンパク質を溶かす作用があるため塗って放置するだけでムダ毛が綺麗に処理することができるのです。
ただし、タンパク質と言う事は、肌に大ダメージを与えていることにもなります。
使い方を間違えることで、ムダ毛だけでなく、肌のタンパク質も壊してしまい肌荒れの原因になるので要注意です。
除毛クリームの効果
除毛クリームは前述した通り、タンパク質を溶かす成分が入っているからムダ毛が処理できるという仕組みになっています。
最近では、肌荒れしにくい成分で作られていたり、顔や髭などにも使用できるものまで幅広く販売されていると言うのも除毛クリームの特徴です。
手っ取り早く、キレイに除毛することができることから人気の高い脱毛商品ですが、人によっては肌に合わなかったり、うまく除毛しきれない場合もあるので成分を選んで正しい使い方を知る必要があります。
タンパク質を溶かす成分とは?
除毛クリームがタンパク質を溶かすための成分として一番多く使用されているのがチオグリコール酸カルシウムと呼ばれているものです。
ムダ毛を取り除くための成分として一般的に使用されており、効率的に除毛することができます。
また、肌荒れしにくく太い毛も処理できるので翌日に海に行く!なんて時にも使用することができるのは嬉しいですね。
成分によっては肌トラブルにも!
除毛クリームは肌に潤いを与える成分が入っているものや、優しい成分で作られているものもありますが、タンパク質を溶かして処理することに変わりは有りません。
肌の表面は同じくタンパク質で出来ているため肌の表面を削っていることになるのです。
また、アレルギー体質の方や肌荒れしやすい方、体調がすぐれない場合なども危険です。
デリケートゾーンや顔への使用は危険!
除毛したい部分と言えば、手足だけでなくVIOラインや、顔などもですよね。
しかし使用する場合には必ず顔用・VIO専用の製品を使うようにしましょう。
顔の肌は手足に比べて非常に弱くデリケートですし、VIOは粘膜に近い部分なので薬品が触れると危険です。
太い毛も除毛できる除毛クリームを使用すると肌が荒れてしまったりトラブルの原因となるので注意しましょう。
除毛クリームで肌荒れしないための正しい使い方とは?
カミソリ負けしやすい人にとって、除毛クリームは救世主ともいえるものですよね。
肌荒れや傷にもなりにくいですし、使い勝手もいい製品ですが、先述通り正しい使い方をしないと肌荒れ・肌トラブルの原因にもなります。
では、どのような点に注意すれば正しく使用することができるのでしょうか?
ここからは、除毛クリームを使用するなら必ず守ってほしいポイントについてご紹介していきます。
①必ずパッチテストを行ってから使用する
除毛クリームは薬液です。
体質や成分の相性によって肌荒れが起きたり、アレルギー反応を起こす可能性があります。
全身に塗って数分放置するという使い方をするので万が一塗布後にトラブルがあってもどうすることもできなくなってしまいます。
必ず使用前に二の腕などでパッチテストを行い、2日間程おいて問題が無ければ使用するようにしましょう。
その日は問題なくても時間が経ってからトラブルが起こる場合もあります。
②使用可能箇所は必ず守る
通常、販売されている除毛クリームは手足に使用する製品がほとんどです。
全身に使用することはできますが、顔とデリケートゾーンには絶対に使用しないでください。
もし、顔やデリケートゾーンを除毛クリームで処理したい場合には、割高にはなりますが肌に優しい顔用・デリケートゾーン用と書かれた製品を使用します。
万が一、専用以外の製品を使用してしまった時にはすぐに洗い流し、トラブルが起きた時には速やかに製品を持って医療機関へ相談するようにしてください。
③放置時間は必ず守る
除毛クリームはパッケージや内部に入っている紙に正しい使い方について書いてあります。
商品によって、放置時間はどれも違いますが必ず放置時間を守って使用するようにしてください。
上手く除毛出来ていないから。と言って放置時間を長くする人もいますが、放置時間が長いとムダ毛だけでなく、肌のタンパク質を溶かしてしまう原因になります。
除毛しきれていない理由は塗布量が少ない事が原因なのがほとんどですので、放置時間は必ず守るようにしてください。
④クリームをしっかり洗い流す
除毛クリームを必要時間放置した後は必ずぬるま湯でゆっくり洗い流してください。
熱いお湯で洗うと、敏感になった肌に悪影響を与えてしまいます。
また、ゴシゴシと洗い流すのではなく、優しく洗い流します。
ただし、クリームの落とし忘れがあるとこれもまた肌トラブルの原因になるため、除毛クリームを使用した後は念入りに体を洗いクリームを完全に洗い流すようにしましょう。
⑤除毛後の保湿は念入に行う
除毛クリームが肌に優しいものであってもお肌は少なからずダメージを受けています。
除毛後には必ず化粧水や保湿クリームを使用してお肌を守ってあげるようにしてください。
また、この時に使用する化粧水はなるべく刺激の少ないものを使用することも大切です。
皮膚表面が傷ついている状態なので、アルコールの入ったものや爽快感を感じるタイプの化粧品は不向きです。
後日肌トラブルを起こさないためにも必ず、低刺激の化粧品で保湿しましょう。
体調の悪い日の使用は避ける
除毛をする際、実は肌荒れになりやすいのが体調不良の日です。
生理や気分がすぐれない日は、お肌も過敏になっている事が多く、体調不良の日に除毛クリームを使用することで、いつもは問題ないのに痒みがでたり発疹が出来てしまうことがあります。
また、日焼けをした日や、長時間肌寒い思いをした日も避けるようにし、塗布したい部分に傷や火傷がある時には使用を避けてください。
体調やお肌の調子が悪い日は一度使用を中断し、本調子に戻ってから使用することも大切です。
除毛クリームを使用するメリットとデメリット
除毛クリームはムダ毛のタンパク質を溶かし除毛を行ってくれる仕組みをしています。
低刺激の商品が増えた今、カミソリや毛抜きを使用した除毛よりも危険性が低い製品ではありますが、使い方を守らないと肌荒れなどのトラブルの原因にもなってしまいます。
最後に、除毛クリームのメリットとデメリットをまとめてみました!
除毛クリームを使用するメリット
①塗るだけで簡単に除毛ができる
②カミソリに比べて肌への直接的な刺激が少ない
③肌を傷付けにくいので、翌日に海やプールでも問題ない
④剃り残しが少ない
⑤生えてきた毛がチクチクしない
除毛クリームは塗るだけなので、カミソリのように剃り残しが少なかったり、次に生えてきた毛の断面もチクチクしていないのはポイントが高いです。
除毛クリームを使用するデメリット
①肌に合わない可能性がある
②長時間放置すると肌に悪影響
③洗い流すと痒みや肌荒れの原因になる
除毛クリームは悪影響もありますが、セルフ除毛の中ではトラブルの少ないものです。
肌荒れなどの危険性を排除するためにも使い方を必ず適切に守り、なるべく安全に使用できるよう心掛けるようにしましょう。
除毛クリームの仕組みと肌荒れの危険性まとめ
除毛クリームは他のセルフ除毛法と比べると安全性が高いですが、使い方を正しく守ったときに限った話です。
ムダ毛処理できる仕組みはタンパク質を溶かしているからなので、粘膜や皮膚の弱い部分、傷口や日焼けした肌には絶対に使用せず、除毛後は必ず念入りに化粧水や保湿クリームでケアしてあげましょう。
カミソリで処理するよりも肌触りもよくなりますし次に生えてくるスピードもゆっくり目です。
成分や使い方をしっかり確認し、ツルスベ肌を手に入れてみませんか?